19世紀に華やいだボヘミアンガラス工房のひとつ、
Loetz(レッツ工房)のカリス(高杯)です
レッツ・ヴィトヴェ工房/Loetz Witwe
デザイン :マリー・ヴィルフェルト=ヴァルト/Marie Wilfert-Waltl
レッツ工房はアール・ヌーボー期を象徴する1900年のパリ万国博覧会にて、
グランプリをとったガラス工房です
レッツ工房の素晴らしい作品が記載されてるレッツ専門の本にも、
紹介されています
「LöTZ」.ドイツ語ではこう表記されます
見ているだけで、その独特な光の渦の世界に入り込んでいきそう
レッツ工房は、素晴らしいフェノメンガラスの作品が数多く作られてますが
Titania(ティタニア)という作品は
このフェノメン技法の上から さらに透明なガラスを被せた
ペーパーウェイトガラスです
フェノメン技法のガラスの上に
透明なガラスを被せるというこの技術が本当に難しく
この段階で失敗してしまう作品がたくさんあったとのお話です
ということは。。。
今 目の前にあるこの作品たちは、
本当に貴重なものなのですね
魅力をもっともっと表現したいですが
この花器から伝わる
幻想的で魅惑的な世界をご覧くださいませ
GALLERY YUI