魅惑的な印象のこの花器

 

 

<クレマチス花器 Daum Nancy H27.5㎝>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この伸びやかなクレマチス文様

和名では「鉄線(てっせん)」と呼ばれ

名前の通り、固い蔓が特徴的

イギリスでは「つる性植物の女王」と呼ばれているそうです

 

その細い蔓からは想像もできないくらいの

大ぶりで華やかな花を咲かせてくれたり

花の色、形がさまざまで

多種多様な表情で楽しませてくれる植物でもあります

 

そしてこの花器

デザイン的にも 色味的にも

なんだか かっこいい

ブラック×ゴールドの色数を抑えたあたり

クールにも妖艶にも感じますね

 

 

 

シンプルにも思えるこの花器の胴体に

クレマチスの大ぶりで大胆な花

 

ご存じの方も多いかと思いますが

実は「花ではない」のです

 

この「花」に見えるものは、色のついた「萼(がく)」、

つまり葉っぱが変化したもの

 

そして この花器の素地は

綺麗な紫一色のガラスでできてます

(足元は透明です)

 

紫色の素地に

地肌をエッチングにてジブレ技法を施し 着色

グラヴュールにてクレマチス文様をレリーフ彫りし

仕上げています

 

一見 黒に見えるクレマチス本体は

素地の紫色です

 

日にかざすと キレイな紫ガラスが確認できます

 

 

花かと思いきや 萼(がく)

黒かと思いきや 紫

 

まだまだ気づいてない発見があるかと思うと

ワクワクします