秋になると・・・。
少しずつ暑さが和らぎ秋の気配を感じられるようになった今日この頃です。
秋の夜長、皆さんはどのような音楽を聴かれますか?
私は秋が深くなるとドビュッシーの「月の光」が聴きたくなります。
有名な曲なのでドラマやCMで耳にされたことあるかと思います。
ドビュッシーといえば、ピアノ曲でいうとアラベスクなど昔の曲なのに
オシャレで洗練された曲が多いような気がするのはわたしだけでしょうか?
ドビュッシーの生きた1900年前後のヨーロッパは、
市民革命から産業革命を経て、社会と同じく、
芸術は古典からコンテンポラリーな流れに大きく変わっていく時代でした。
絵画は、古典主義〜写実主義、印象派、象徴主義へ。
音楽も絵画と同じように、古典ではなく革新的なものは、印象主義、象徴派と形容されていました。
ドビュッシーは当時、多くの人から印象派と言われていました。
印象派の絵画の要素を初めて音楽に取り入れた「印象派クラシック音楽家の先駆者」は、
ドビュッシーと言われています。
パリ生まれのドビュッシーは印象派の芸術家や象徴派の詩人たちと交流を持つようになります。
曖昧なメロディーライン(これがピアノで弾くとなると意外に難しい)などの印象主義音楽要素、
アジアの音階を取り入れるようになり、独自の世界を作っていきました。
お洒落でさらっとしているのに奥が深い・・・。
聴くとお洒落なアラベスク。
弾く時は三連符を「何処にいれるの~」と苦戦。
フランス革命後激変の時代のこの作曲家の曲はとっても奥が深いのです。
秋の夜長、ドビュッシーの音楽聞きながら(勿論演奏しても!)
バカラのアンティークで美味しいワインを頂く。
そんな時間の楽しみ方もあってもいいのかもしれません。
にも、他の作品をアップしてます。
ぜひこちらもお楽しみくださいね。
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