ここGALLERY YUIから車で約12分程の名古屋城

 

 

その名古屋城天守から16年ぶりに地上に降ろされ、

一般展示されていた名古屋城の金鯱を最終日ぎりぎりに見にいきました

 

 

 

 

 

 

感染対策をしつつ、距離を取って並び、はじめましてのご挨拶

 

 

金鯱は雄と雌が対になっており

私達一般見物人は雄の右頬の一部

うろこ一枚分を触ることができました

 

 

 

雌(めす)

 

 

 

雄(おす)

 

 

 

少し前のクリストファー・ドレッサーについて書いたブログに

明治期ウィーン万博「ニール号」沈没に触れましたが

この名古屋城の金鯱の雌もそのウィーン万博に出品されていました

 

 

ウィーンへ行ったのは初代金鯱の雌(めす)

 

 

重さか 大きすぎるのが理由なのか 寄港した香港で荷物の積み替えをした際に

金鯱は取り残され 奇跡的に難を逃れたようです

 

 

その初代金鯱も 昭和20年(1945)の名古屋空襲にて名古屋城天守とともに焼失し

現在名古屋城の天守閣を飾ってるのは

昭和34年(1959)に誕生した2代目金鯱です

 

 

 

うろこには 6角形の平らなネジ

 

 

 

頭部は龍 胴体は魚でひれを持った架空の生き物 一体約1.2トンの金鯱

この2代目金鯱が愛知万博以来 16年ぶりに

 ヘリにて地上に降り立ったんですから

ちょっと静かに興奮しつつ  写真を撮り ピカピカのうろこを

もうこんな機会はないかもしれないと 心して撫でてきました

 

 

雄で44.69㎏ 雌43.39㎏の18金使用

18金を現在の価格にすると雄雌一対合わせて

約4.6億円くらいになるようです

 

 

一枚のうろこに対し 2~3個ずつのネジ(18金)で留めてあり

地上に降ろすために金シャチを鉄枠に固定する等

いろいろな作業に支障が出る部分のうろこは

一個一個丁寧にネジを外し その箇所には番号を貼り付けたり

そしてまた元に戻したりされてるとのこと

 

 

コロナ退散 そして少しでも明るい話題を地域に提供したいという

この大プロジェクトを見る側として体感できてとても光栄です

 

 

 

名古屋城金シャチ特別展覧公式ガイドブック

 

 

 

ちなみに 雄と雌の違いは正直あまり分かりませんが

「なんとなーーく  雌の方が目がパッチリしてる気がする」という個人的感想

 

 

そして うろこは気温の影響で生温かく

とてもツルツルピカピカ

豪華絢爛でいわゆる歴史ある【THE 名古屋らしさ】を感じました

 

 

GALLERY  YUI