コスタ・ガラス工場（KOSTA）は、欧州で現存するガラス工場の中で一番の歴史があると言われています。
現在スウェーデン皇室御用達ガラスメーカー、コスタボダ（KOSTA BODA）の前身。
スウェーデン国王カール12世配下の二人の将軍、Anders Koskull、Steal Von Holsteinにより設立され、この二人の名前をとって「KOSTA」と命名されました。
この花器は1907～10年頃の作品。カール・リンデベルグ（Karl Lindeberg ）のデザイン、アール・ヌーヴォー期らしい優しいアイリスの草花文花器です。淡く優しい透明素地の色と、上品かつ鮮やかな紫色のコントラストが美しっく、葉脈まではっきりと表現されています。