「D'Argental」の銘が入ったポール・ニコラ（Paul Nicolas）の美しい花器です。
ポール・二コラはガレの元で働き、ガレにとっても とても信頼のおける作家の一人でした。デザインや造形・さまざまな装飾技術を学び、ガラス工芸の分野にて高い評価を得た人物です。のちに、サン・ルイ、ドームとも契約を交わし、素晴らしい作品を発表しました。彼は数多くの技術の高い作品を制作しましたが、1919～1925年頃のカメオ彫り等の作品には「D'Argental」という銘をつけています。湖と深い森との情景が美しいこちらの作品も、エッチングと細かいグラヴュール技術によって完成された当時の作品です。