アール・ヌーヴォーらしいこの伸びやかなフォルム

ギマールのアイアンパネル(ドアパネル)です

素敵です

 

 

 

 

エクトール・ギマール/Hector Guimard(1868-1942)は

フランスの建築家でアール・ヌーヴォーの代表者と言われ

パリのメトロ入り口でも有名な人物ですね

 

 

高さ約100㎝のこのパネルは

1903年から1907 年頃、フランス北東部サンディジエ(Saint-Dizier)の鋳造所にて、

恐らくパリ16区のアパート用に制作されたものです

こういった鉄パネルが木製、または金属製のドアにはめ込んで使用されてたようです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この有機的な伸びやかさ 本当に素晴らしい

 

 

こういうパネルなどが今出会えるというのは

当時ドアなどで使用されていた建物などが

時代が過ぎたデザインとされ

解体や改造されたりしことにより

様々な建築要素の一部が残ったと推測されます

 

 

このシリーズは、幅の広さ、デザインの違いによって

4種類(GA、GB、GC、GD)あり、

この作品は裏側下部に「GB」の型番が記されています

 

 

 

裏側です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このような貴重なアイアンパネルにはなかなか出会えないではないのでしょうか

アール・ヌーヴォーの代表者としてのギマールらしい

存在感のある鉄柵(アイアンパネル)です